6.いい建物を適正な価格で

設計事務所は設計の仕事だけを専門業務としていますので、工事は建設業者へ発注します。

その方法としては「競争入札」を行ない建設業者を決定します。

我々は長年建築業界に携わっているので、大体各建設会社の得意分野や会社のカラーが分かりますので、発注する工事物件(住宅や商業建築等)をよく手掛けている会社を指名して入札を施行します。

設計図書が整備されていますので、どの建設会社が施工しても、同じ建物が出来るわけですから、提出した「見積り」の不具合(数量間違い、抜け落ち)がない限り、一番安い建設会社に頼むことになります。

「競争入札」のメリットは建設会社の利益や経費を圧縮して価格を安く出来るという事です。

工事金額の内訳は大きくわけて「直接工事費」、「現場管理費」、「一般管理費」からなります。

「直接工事費」とは純工事費の事で、どの会社でもほとんど差がありません。

なぜなら、建設会社は各工事会社から見積もり徴収し、それをとりまとめて自社の管理費を加算して提出するからです。

変わるのは、「現場管理費」、「一般管理費」です。

この中には、現場に掛かる経費と会社に掛かる経費及び利益が入っています。

この「管理費」(経費及び利益)を競争入札は圧縮できるのです。

このことが、納得できるもの(いい建物)を適正な価格で購入できるメリットです。

ときには、利益度外視で落札する業者もいますので、一段と安くなる事もあります。