桑山建築研究所って...?

 目くばり・気くばり・思いやりをもって建築に携わって45年、建築主の立場からの視点で建物づくりに取り組んでいます

 桑山建築研究所は南九州を中心に活動する建築設計事務所です。個人住宅・マンション・リフォーム・民間企業社屋・工場・喫茶店・病院・歯科医院・老健施設・学校・庁舎・公民館等 刻々と変化する時代を感じながら、目配り・気配り・思いやりのある設計を心がけています。

 新たに家を建てたいと思っているあなた、一緒に楽しく家づくりしませんか。

個人住宅 作品集

 

民間企業 作品集

 

医療機関 作品集

 

公共機関 作品集

 

ちょっと気になる工事中の写真...

高気密高断熱住宅は、冬暖かく夏涼しい、温熱環境を実現します

データが示す高気密高断熱のしくみ

夏の陽射し、冬の陽射し

冬の一日の温度変化

加齢にやさしい住宅

 冬場、暖かい部屋からトイレへ、また、脱衣室から風呂場へと、いきなり寒い所へ出た時、これらの温度変化に体がついていけず、血圧が急変動したり、脈拍が速くなったりする ヒートショック症状・・・・ 高齢者の突然死の原因の上位を占めるといわれる。

 これらは、部屋と部屋との温度差があり過ぎるために起こる現象で、高齢者に限らず、暖房のある部屋から廊下にでて、ブルッとした経験はだれにでもあるもの。

 下記の住宅は、高気密高断熱住宅で、全室床暖房を行ない、家全体を断熱材で包み込んでいるため、グラフでも分かるように、どこでも平均した温度になっている。・・・室内は元より、トイレ、風呂場、床下に到るまで。暖房を消した状態でも、20度前後ある。

すっぴんの家

 平成15年(2003)1月6日(晴れ)下図の A・B・C・D・E点 において、温度を測定し、外気温との違いをグラフで表わした

この日は晴天にもかかわらず、最高気温が6度(PM3時頃)までしか上がらない寒い一日だったが、室内では、ほぼ20度をはさんでの変化になっている。

 【A】、【C】とも、時間による変化は、それ程見られない。また、【B】の梁ロフトは天井に近いため、昼間の気温上昇が、はっきりと見てとれる。【D】及び【E】では早朝と夕方に床暖房を可動させるため、その時間帯での温度上昇が見られ、他のグラフとは違った、M字型曲線となっている。

参考 : 床暖房の可動時間は、AM5時~8時、PM5時~8時の計6時間。

※ 外気温(■)は、すべて共通データ 屋内に於ける暖房は 床暖房のみで、一般的に使用されている暖房器具(ストーブ等)はない

室内

A 室内南側

 

B 室内南側ロフト

 

C 室内北側

床下

D 南側床下

 

E 北側床下

 

同じ日、今度は湿度を測定し、外気との違いをグラフで表わした

冬の一日の湿度変化

すっぴんの家

平成15年(2003)1月6日(晴れ)下図の A・B・C・D・E点 において、湿度を測定し、その時の外気との違いをグラフ化した

湿度グラフ

室外の湿度は、40%から80%まで乱高下しており、気温の低い朝夕においては、かなり湿度が高めに推移している。これは、空気中の水分量が同じでも温度が上がれば湿度が下がり、温度が下がれば、湿度が上がるという、『飽和水蒸気量』の変化が顕著に現われている。

室内の湿度は、温度と同様であまり大きな変化は見られない。冬場、室内での最適な湿度は、一般的に40%~60%と言われているので、室内(生活空間)においては、ほぼクリアーしている。ただ、床下【D・E】及び、ロフト【B】に関しては、40%を切る場合が多くなり、かなり、乾燥した状態となっている。

※室内湿度(●)は2時間おきのデータ。外気湿度(■)は全て共通データ。

室内

A 室内南側

 

B 室内南側ロフト

 

C 室内北側

 

床下

D 南側床下

 

E 北側床下