01. | 設計事務所って何するところ |
02. | 見積りのしくみは? |
03. | 設計料について |
04. | 坪単価とは? |
05. | 結露について |
06. | IHクッキングヒーターについて |
07. | 建設リサイクル法とは? |
08. | バリアフリーについて |
01.設計事務所って何するところ
【設計事務所】とは、【建主】と、実際に作る【施工会社】との間にたって、
建主の要求を適切に、建物に反映させ、より良い住まいを提供する、お手伝いをするところです。
あくまでも、建主の立場にたっての業務となります。
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02.見積りのしくみは?
まず、建物の意匠図・構造図・給排水衛生空調設備図・電気設備図等の設計図書及び見積要項を、数社の施工業者に委託し、見積りを依頼します。
当社では、大体4〜5社程度に依頼します。
業者は、決められた項目(共通仮設工事・建築工事・外構工事・設備工事・解体撤去工事・諸経費)毎に見積金額をだして、合計金額を算出します。
期日までに提出された、それぞれの見積金額を、間違いや抜けが無いかどうか、細かいチェックをします。
その上で、建主と協議の上で、妥当と思われる施工業者を決めます。
見積り金額が安ければ良い、というものでもないのです。
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03.設計料について
ここでいう設計料には、工事中の”監理料”が含まれます。
*監理については、【業務内容】を参照下さい。
設計料など、もったいないと考える建築主も多くいます。
しかし、設計料は建築費の一部であり、誰が設計しても人件費は必要です。
一般の施工会社では、設計料は工事費に含まれており、設計料を別に支払う必要はありません。
しかし、建築設計事務所など、設計だけを生業としている建築士に設計を依頼する場合には設計料は必要です。
一般的な木造戸建住宅に関しては、工事費用の概ね7%〜10%の設計・監理料となります。
04.坪単価とは?
「坪単価×坪数」=「建築に係る全ての費用」ではありません。
家を建てる為の費用は大別して、【建築費】と【諸費用】があります。
【建築費】の中には『本体工事費』と『別途工事費』があります。
本体工事費 | 建物の施工費 |
仮設工事(足場を組む)・基礎工事・木工事・屋根板金工事・建具ガラス工事(窓・ふすま)・ 塗装工事・電気工事・給排水衛生工事(浴室・トイレ)・冷暖房 |
|
別途工事費 | 特殊な収納家具など、専門業者による工事や特別注文がいるもの |
外廻り・造園・収納家具・カーテンなどインテリア関係・・・ |
【諸費用】・・・その他
例えば地盤調査、確認申請、登記、不動産取得税、固定資産税、引越しなど
また、地鎮祭、上棟式等もされる方は別途必要となります。
ハウスメーカーなどで坪単価といわれているのは、この『本体工事費』を坪数で割ったものです。
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05.結露について
空気中に含まれる水分量は、気温によって変化します。同じ1立方メートルの空気でも、温度が30℃の時は、最大で30.3gまで水蒸気を含むことができるのに、10℃になるとわずか9.4gしか含むことができないのです。
30℃で30.3gの水蒸気を含む空気を10℃まで冷やすと、30.3g−9.4g=20.9g・・・この20.9gの水が結露となって、空気中に出てきてしまうのです。
つまり、窓ガラスやアルミサッシに水滴がつくのがこの状態です。
この時、壁の中でも同様に結露が発生している場合があります。(内部結露)
結露が進むとカビ・ダニの発生や木材を腐らせる要因ともなってくる。
冬場の結露の原因の1つに、開放型暖房機があります。
これは、一般的に家庭で使われている石油ストーブ、ガスストーブ、ファンヒーター(ガス、石油)等で、
これらの暖房機からは、大量の水蒸気と一酸化炭素が発生しています。
結露防止策としては
@水蒸気を必要以上発生させない。 ・・・ 開放型ストーブの上にヤカンを載せたり、室内に洗濯物を干したりなどは、なるべく避ける。
A換気を行う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 炊事・入浴・洗濯・暖房etcより発生する湿気を屋外に強制排出。
B壁体の断熱性能をたかめる。 ・・・・・・ 建物の中では、《窓》が最も熱を放散してしまう場所でもあるので、窓を熱伝導率の
高いシングルから、熱伝導率の低いペアガラスへの変更も一案
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06.IHクッキングヒーターについて
利点としてあげられるのが、
1.電磁誘導によって加熱調理する機器で、『鍋を加熱する』のではなく、『鍋を発熱させる』ものであり、
裸火はないし、排気ガスも出ない。
2.IHヒーターは、真平らなトッププレートの上に、鍋を置く位置を示す円がかいてあるだけで、バーナーや
五徳、汁受け皿もないから、手入れが楽。
3.鍋の加熱を防ぐなどの安全機能もついている。
難点としては、
1.鉄やステンレスの鍋でないと発熱しない為、アルミ・耐熱ガラス・土鍋等は使用できない。
2.金額がガスコンロに比べかなり高額。
3.最近では 火災の発生も報告されている。
又、この機器からでる、電磁波による健康への影響もいまだ未知数。
電磁波レポート
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07.建設リサイクル法とは?
産業廃棄物の不法投棄の多くは建設廃棄物です。
重機を使い、一気に解体するため、すべてゴミとなってしまい、
処分費用も高いので、建設費全体を安く上げるために、不法投棄が後を絶たないのです。
そのため、
家や建物を壊した廃材をできるだけ再資源化し、ごみを減らそうという法律ができました。
(平成14年5月より施行)
一定規模以上の工事をする場合、コンクリート、アスファルト、木くずの3種類を必ず現場で分別するよう
義務づけられました。住宅の解体なら延べ面積80平方b(約24坪)以上が対象になり、今までのような、重機を使った
「ミンチ解体」はできなくなりました。
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08.バリアフリーについて
10年後、20年後のあなたを想像した事がありますか?
・・・・・加齢による身体的機能低下・・・・・
《浴室・・洗い場との段差》 《トイレ・・立つ座るの動作》 《階段・・昇り降り》
《廊下・・居室との段差》 《玄関・・靴の脱ぎ履き》
今まで、なんでもなく出来ていた事が、やや不自由になってきたとき、それらとうまく付き合っていくには、・・・
様々な工夫をこらして自立した生活を送る、その役割を ”家” が担っているのではないでしょうか?
ちなみに、平成16年度の、宮崎県における、個人住宅のバリアフリー住宅基準適合率は、
全国ランキング第3位(83.7%) ・・・・・・・・・住宅金融公庫
バリアフリー住宅とは
・ 浴室を広くする
・ 床や出入口の段差をなくす
・ 廊下や部屋の出入口の幅を広く
・ 階段は適切な寸法で緩やかな勾配に(踏面19.5cm以上等)
・ 住宅内の階段と浴室には手すりを
・ 階段、廊下、玄関などに明るい照明を
・ 高齢者等の寝室と便所は同一階に
最近では、介護保険を利用した住宅改修も増えています。
@手すり取り付け
A段差解消
B床材の変更
C扉の取り替え
D便器の取り替え
E及び、それらの付帯工事に限られる。
ちなみに都城市では、20万円が上限(自己負担1割、保険給付は18万円が限度)で、それ以上は自己負担。
自治体によっては、上乗せ助成制度があるところもあります。
高齢者それぞれの身体能力、介護状況などの様々な条件を考慮した、きめ細かな対応が必要とされる。
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平成23年9月8日更新